商品：朱子学大系　第七・八巻　四書集注　上下出版社：明徳出版社出版年：昭和49年　第一版朱子が著した四書集注を日本語に翻訳した本です。朱子学大系は昭和49に発行された14冊だったと思いますが、朱子学入門・朱子の先駆上下・四書集注上下・朱子文書上下・朱子語類・近思録・朱子の後継上下などから構成されたもので、四書集注は朱子文書と同じく第一級資料と言って差し支えないと思います。朱子が全身全霊をかけてあみ出したものとしては大学章句が有名ですが、朱子がどのような人であったのか？を窺い知るには文書も重要ですが、やはり四書集注に勝るものはないと思います。先進第十一の曾晳の心情の解釈を見ても、とても48才の時になったものとは思われないものです。王陽明もさすがに集注には一文字も動かし得ないものだということを言っております。大学章句・中庸章句については礼記を参照する必要はあろうかと思いますが、朱子その人を窺い知ろうと思えば必ず読む必要のあるものと思います。下巻の箱に傷みが見られますので、写真を参照してください。上巻には季報が入っておりますが、下巻には季報は入っておりません。